「香奈恵さん、話をもっと聞かせて下さい。 香奈恵さんの話を上手く聞くことができない俺なんかでも良いなら…ぜひ聞きたいんです。」 いつの間にかそんな言葉を口走っていた。 「!………ありがとう…っ…」 香奈恵さんは頬に雫を一滴伝わせながら、俺に言う。 「俺、またここへ来ても良いですか?」 「えぇ、もちろん。待ってるわ。」 花のような美しい笑顔で答えてくれた。