遠い距離



友達が何かを話しているんだろう。


西條はうんうんと頭を動かし頷いている。


だけど顔は俯いたまま。



俺はそんな彼女の元へ走って向かった。




「西條!」




俺の声に気づき、俯いていた顔を上げる。


顔は真っ赤で今にも泣きそうな表情をしていた。


友達が西條の頭に手をポンと置き、気を利かして離れて行ってくれた。




「西條、聞いてくれ。」




俺は全て西條に話した。