もう一度…。



先生の話も終わって、帰る準備をしていると誰かに肩を叩かれたから振り向くと、めっちゃ笑顔の湊がいた。


「…なに?」

「一緒に帰らへん?」

「ごめん。千夏と帰るから」


そういって、千夏を見ると最初はビックリした顔をしてた千夏が笑顔で湊に「柚子をよろしく」なんて言って帰っていった。


「これで、予定はないやろ?」

「いや、買い物に…」

「あぁ、ヒマやから一緒に行ったる」


コイツは、遠慮がないんかい!
普通、買い物って言われたら遠慮して帰るやろ!

何を行っても無駄だと、わかったから一緒に買い物に行くコトになった。