しかし入院してから5日目容態が急変する。

マイケルの心肺機能が低下し、危篤状態におちいった。

そして必死の努力も実らず幼い命は助からなかった。

「ポール」

「何?」

「すまなかった…助けることができずに」

「父さんのせいじゃない。仕方がなかった。これがあの子の運命だった」

「なんであんな子どもを…」

「父さん、一つだけ聞いていいかな?」

「マイケルは本当に天国に行けたよね」

「ああ、当たり前だ。あんなにいい子だから神様が早く呼んだんだ。」

「父さん、マイケルが恋しい」

「ポール、わしもだ。お前と仲違いなどせんかったらもっとあの子をたくさん抱けただろうに。もっと愛してると言ってやれたのに」