ノートを開くと
英語がびっしり書かれていて
全く読めなかった


「どうしよう…」


あ、交番に届けにいこう


「おい そのノート貸して」


ひょいっと
奪われてしまった


「ちょっとそれ今から交番に……えっ!恭汰なんでここに?」


頭がついてかない

私がぼーっとしてると


「届けに行かねぇの?」


「えっ?あっ…いくけど
なんで恭汰がここにいるの」


「たまたまお前見つけたから?」


なんで疑問系なのよ


恭汰は私が住んでるマンションの大家さんの息子

小さいときから一緒だから
いわゆる幼なじみってやつかな


「あ、このノート結構有名なんだぜ?」

「有名? どんな?」

「そんなもん自分で調べろ」

「自分からいってきたじゃん!」


意味わかんない


その本を交番のひとに渡すと