私たちは
帰ることにした

「じゃあね また明日ぁ」


杏里と駅で別れて歩いてると


ドンッ

誰かとぶつかった

謝ろうとして振り返ると誰も居なかった


「あれ?いない」


左右をみても誰も居なかった

「あ…何か落ちてる」


手帳みたいな黒いノートが
落ちていた


なかを開くと


「えっなにこれ…」