「…なんでそんなに驚いてるの?」 軽く眉をひそめられる。 「いや、いつ起こすか迷ってたから。」 「ふーん。」 里乃は軽い相槌を打ってから俺を見る。 「背伸びはしなくていいの?」 やっぱり無理してたのか…。 「することしちゃったけどな。里乃らしい方が俺はいい。」 ポンポンと頭を叩く。 里乃はコクンと小さく頷く。 「ちょっと慌ててたかも。」 俺の肩に頭を乗せて里乃は呟く。 「でも、してよかったかも。なんか素直になれる。」 それはわかるかも。