唇を離して里乃を見る。
だけどわずかに離しただけだから顔が近い。
「里乃、お前無理してるだろ。」
里乃の顔が驚いたように固まった。
「そんなこと…。」
「あるだろ?」
里乃をベッドに引き寄せ、優しく抱きしめ背中をポンポンと叩く。
里乃は戸惑いながらも俺の服を握る。
「…理月クンは、あたしよりも年上だから。何もかもあたしより先で、あたしが彼女だから、あたしだから、我慢してることいっぱいあるだろうし…、」
里乃は少し迷ってから続ける。
「理月クンに追い付きたい。理月に見て欲しい。あたしが、理月クンに釣り合えるように。」

