「同じ年だったら、横にいたのはあたしだったかな、って。」
俺の頬を掴む里乃の指に力がこもる。
「理月クンに彼女かできるたんびにそう思って。彼女になれた人をひがんで、自分が嫌になる。」
里乃はパッと手を離す。
まだじんわりと頬が痛い。
「でも、いいや。理月クンのカノジョになれたから。」
「…お前、一体いつから俺のこと…?」
こんなに想われてたなんて。
「…秘密。」
里乃は妖艶に笑って、呟いた。
その大人っぽい笑みにドキドキして、もしかしてこいつ俺より大人っぽいんじゃね、とか思ってしまった。
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