「あたしも理月クンのこと、好き。」 耳元で囁かれた。 ゾクッとなるような吐息と声。 「…て、え…?」 里乃を見返す。 「お前、好きな人いるって…。」 「だからぁ、それが理月クン。」 開いた口が閉じないってまさにこんな感じだと思う。 「まじ?」 「本当。」 「嘘じゃない?」 「疑うんだ?」 里乃の声が低くなった。ついでに無表情になった。 里乃の切れる寸前の合図。 「ごめっ、だってそんな俺だとは思わずっ!」 「ふーん。」