「おは―――・・・って、あれ?月島?」

「そうだけど、ナニカ?」




背後から聞こえたそんなやり取りにドキッと胸が跳ねた。



ぎゃー。

なんでこのタイミングでくるのよ!

これじゃあ、さりげなく挨拶なんてデキナイじゃん。



てか、隣の男が「え~いいじゃん。」とか言って肩まで組んできて



こんな場面見られたくないのにっ!!



「しつこい!」

中々離れない男を押しやって。





泣きそうになって、殊更目に力を入れて睨んだ。




ぐい。












「コイツ、見た目ほど軽くねぇから、あんまイジメんなよ。」