だけどヤツラはアタシのテンションに気付くことなく、朝っぱらから無駄に元気に井戸端会議を始めた。

ちょっと、

無駄話するなら、余所でやってよね。



内心イラついていると、隣の男がアタシに話しかけてきた。


「なー。今度一緒に遊びにいかね?」


背も高くて、顔もまぁ、そこそこよくて、とりあえず軽いノリがあって

・・・彼氏にするなら及第点かな、なんて前は思ってた男なんだけどな。

そんなことを思ったことすらバカバカしく思えてくる。




「い・や。何でそんな面倒なコトしなきゃならないの。」

「あれ?アヤッて意外とガード固い?なぁんてね。いいじゃん。一回ぐらい俺のコト試してよ♪」


いやいや・・・

試すも何も、アタシハジメテなんっすけど。


なんて言えないから、顎を聳やかす。



「ヤるくらい大したこっちゃないけど、アタシ自分の安売りはしないの。」



いやいや・・・


大したことだって。




毎度のことながら、自分のプライドの高さに呆れる。





そんな時・・・