アタシ、 唯也がスキ。 離れて言った唇がもどかしくて、 逆光になって見えない唯也の顔を見詰めると、気持ちを読んだみたいにまた唇が重なった。 今度はゆっくり、深く。 身体中が敏感になったみたいにうなじにかかった指にさえ肌がゾクゾクする。 離れる度に寂しくなって、その度にキスが繰り返される。