甘たれツンデレ女王と俺様ジミ男の恋愛事情(二乗)





「はぁぁ?何でアタシがカツアゲなんてしなきゃなんないのよ!貸してって頭下げてんじゃないのよ!」




「いや、全然下がってねーし。寧ろ顎聳やかしてマスガ?」



「気分的に土下座に勢いなの!!で!?貸すの?貸さないの!?」



「上手くやれねーならオトコ遊びも程々にな。」



「誰が中絶費用をカンパしろっつったのよー!!!!」








コイツ、今まで知らなかったけど

かなりシツレイなヤツだ!


ムキ―ッと歯ぎしりする。








「じゃあ、何に使うんだよ?」




「晩御飯に決まってるでしょっ!!!」




「・・・決まってんのか?そこ・・・」







呆れたような月島からふと視線を外し、私の目は月島の鞄にロックオン。




中途半端に空いたままだった鞄の中に焼きそばパン・・・