ごはんも終わってまりママはオフロへ、

アタシと唯也は部屋へ・・・


バスルームに入る前にまりママが思い出したように言った。





「あ、空良私の部屋に運ぼうか?二人ともたまにはのびのび寝たいでしょ。」



これはからかいの延長?


・・・違うな。

単なる天然。



空良がいなくなったら二人っきりだってのまるで分かってないよね!?

本気で親切のつもりだよぉ。







「アイツもう寝てるしそのままでイイ。」


唯也が淡然と応えて「そう。それならよろしくねぇ」とママ。







・・・本気で、動揺している自分がバカに思えてくる。


その気もない二人に完全に振りまわされてる。





「ナニ怒ってんだ、オマエ。」

「別にっ!」






首を傾げる唯也にそう応えて布団に潜り込んだ。