甘たれツンデレ女王と俺様ジミ男の恋愛事情(二乗)


「ちょ・・・何で近づくの!」


「オマエが下がるからだろ?」


唯也がからかうみたいに一歩近づいて、それにアタシが一歩下がって

そんなことをしてたら壁に追い詰められた。



目を反らしたら負けな気がして、気丈に顔をあげてるけど・・・

至近距離にある唯也の顔に

心臓がバクバクする。




認めたくないけど・・・

顔が赤いハズ。





唯也がイジワルっぽく笑う。




「しとくか、キス。」


「っ!?」


「オマエ慣れてんだろうし、キスぐらいたいしたこっちゃねーよな?」



「~~~~ま、ぁねっ。別にキスぐらい大したこっちゃないけどぉ。」






アタシのバカ―――――ッ!

どの口がそんな大ボラを吹くの!?





内心で自分の愚かさを呪いながら唯也の顔を見詰め続けて・・・

あれ?と思う。



あれ・・・?

コイツ、目の色が―――