***綾乃の事情***
なんだかんだと居候決定♪
殺伐としたコンビニ弁当より、唯也のごはんの方がいいもんねっ。
ウキウキした足取りで学校に向かいながら、ある事を思い出し唯也を振りむいた。
「あー、そうそう。この美少女なアタシと同居がいくら嬉しくても学校じゃ馴れ馴れしくしないでよね?」
アタシとは対称に朝からぐったりしている唯也が、その言葉に顔を顰めた。
「それはコッチのセリフだ。学校じゃ赤の他人だ。単なる通行人だ。空気だ。話しかけんなよ?」
「な、失敬なヤツ!アタシとお近づきになれて内心ちょっとは喜んでんでしょーが!今なら正直に話せば許してやるわよ?」
「ナニを許してもらうんだか・・・。オマエにエサをやると言う愚行を犯した過去の自分を抹殺したい心境だ。」
「そこまで言う!?」