カレーを運んで、
みんなで『いただきます』と声を揃えて、いざ実食!
「おいひ~♪」
唯也が神に見えた。
盛大に大合唱していた腹の虫も意外なゴチソウに大満足。
ガツガツとカレ―を貪るアタシを引きつった顔で見詰めていた唯也が、改まった様子で訪ねてきた。
「トコロでオマエ、どーしてそんな事になってんだ。親は?」
予想していた質問だ。
お金、借りやすくするためにちょっと同情を買っとこーっと・・・。
「ママがでてっちゃったの。パパが浮気して。」
「親父は帰ってこないのか?」
「さぁ・・・今頃女のケツ追っかけまわしてんじゃない?」
もぐもぐ、ごっくん★
満腹満腹。
大満足で顔を上げ、唯也が神妙な顔で押し黙っているのに気付いた。
・・・ちょと盛り過ぎたかも・・・。


