メガネの下に隠れた表情 (完)

 

「んっ!」


突然のキス。


深く口づけられる。


抵抗しようとキミの胸元を手で押してみたけど、ビクともしなかった。


「…邪魔。」


聞いたことのないような低い声でキミはそう言い、メガネをはずす。


もう、私の頭の中はパニックだ。


「んんっ」


この展開についていけない。


今までの、ほんわかしたキミは何だったの?


今まで、本当のキミを表に出すのを、我慢してたってこと?