君が見上げたあの空は

一騎は歩美に向き直った。



「歩美お嬢様。この様な輩と関係を持つことは、歩美お嬢様にとって、良い影響を及ぼすとは、思えません」

「じゃあ、どうするわけ?」

「早く、教室に行きましょう」



歩美は蒼意を指した。



「空知くんがHRに出られなくなるから、やめとく」



一騎は小さく、溜め息をついた。



「この様な輩に、歩美お嬢様が、わざわざ手を焼くことはありません」

「でも、あたしは、ここに居ることにする」

「私もーっ!」



そう言って、小春と寝転がった歩美に、一騎は大きく溜め息をついた。