『ねぇ稜真?』







「ん?」








『愛してるからね?』







「ん。知ってる」








いたずらっぽく笑う稜真に、









『ぷっ、ばーか』









「はいそこ雑誌飛ばさなーい」








その辺の雑誌を一気にぶちまけてあげた。








『あのさぁ、現実で起こりえないことが目の前で起こってるっていうのに、よくそんなに落ち着いていられるよね。』








「ん。だって慣れたし」








『ふーん。じゃあこれは?』









「っお前、誰が俺を飛ばせと言った!?降ろせ!!!」








『え?今解いちゃったら床にどかん!だよ?それでもいーの?』








ちょっと意地悪をしてみた☆









「仕方ねぇなぁ」








こんな他愛もない(普通ではめったにない)日常で










あたしはシアワセになれる。








このチカラがなくたって








絶対、離れないから、






『稜真、覚悟しててよね?』











「あ?何が?」








『べっつにー』








「んだよそれっ」







『なんでもない!稜真大好き!!!』








繋いだ手と手が、いつまでも離れませんように・・・(離さないけど☆)