「波音、王子と席近くなったらちゃんと
話なさいよ~っ!!」


試みてみるけど…楓磨くんが近づくと
顔も見れないと思うなぁーっ!!


だって、あの美形だよ!!


一瞬でも目が合っただけで鼻血吹いて
失神するつーの!!


「波音の変態!!」


また私の心読んでる~~っ!!


しかも、変態とはなによ!?


断じて変態ではありません!?


「変態じゃないもーん!!てか、私の
心読まないでよーっっ!!」


「それは保証できないけど…とにかく!!
絶対、王子と話なさいよ!?」


そう言う愛結ちゃんの威圧感は
ハンパない。

その愛結ちゃんの威圧感に勝てなくて私は


「はい…」


としか言えなかった。


でも、頑張って話しかけてみよう!!


どうか、楓磨くんと隣の席に
なれますよーに。