「ちょっとー、綾乃っっ!!あんた、なんでノート貸さなかったのよっ!!」


こいつは昔っからの親友・美紅。


おかんみたいに口うるさい奴よ。




「ごめんねー、美紅。きっと篠塚は私のことが好きなのよ。」




何も言わない美紅。




ショックか、そうよね、だって篠塚はこの学年のちょっとしたアイドルだものねー




…と私が同情の目を向けていると



「いってーーー!!なにすんのよっっ!!」



美紅の鉄拳が飛んでくる。





いくら悔しくてもそんなんしなくてもいいじゃないっ