駆け引き


すぐ、
「タカシくんのことだ」と思った。

て言うか、それしか無い。


何を・・・言われるのだろう。

それについては解らなかったが、何を言われる事となろうと
逃げるつもりは無かった。



「大丈夫」


「ホントに?良かったぁ!!」

嬉しがった無邪気な笑顔に
彼女の本当の姿が見えた気がしたのは、
絶対に気のせいだった。


だって
そうじゃないと、これから起こる出来事は
最初から決まっていた『必然』になってしまうから。