駆け引き




次の日から
タカシが女の子と話している姿をよく見るようになった。


元々モテる人だったから、拒まなければ来るものはいくらでも居るわけで、

タカシはいつも可愛い取り巻きに囲まれていた。






「未伽〜」

「あ、麻希。おはよー」



タカシがあの日、ああ言ってきたのは、
もしかしたら麻希が、タカシにあたしの事を話したからかもしれない。



でもあたしは、その後も麻希に変わらない態度で居続けている。






「聞いてよ昨日ねー・・・」
「あはは・・・」

麻希と話しながら歩いていると、遠巻きにタカシと目が合った。