「近藤さん、どうしてるかな?」 ぼーっとして呟いては視界の端に映る青空を見る。 「土方さんや、みんなもどうしてるのかな…」 その時、何故か不意に意識がとびそうになった。 血の匂いが体の奥から湧き上がってくる。 「…っげほっ…」 ここで意識を手放してしまえば終わりだ。 直感的にそう思った。 「さ、くら……」 名を呼ぶ。 お願い、どうか早く僕のそばに…。 早く