「そろそろ休憩しましょうか。」 近くにあった桜の木の根元に二人で腰掛ける。 フワフワとそよぐ風が気持ち良くて、現実を忘れそうになる。 戊辰戦争のことも、 この時代が終わってしまうことも、 沖田さんが労咳であることも… 「気持ちいいですね。」 私がそういうと左肩に少し重みがかかった。 最近彼は少し人に甘えるようになった。 いや、素直になったってゆうのかな。 「どうしたんですか?」 「んー?ずっとこうしてたいなーって。」