沖田総司side どうして、僕だけなんだ。 静まり返る部屋の中、障子の向こうから声が聞こえた。 「沖田くん、荷物が届いたよ。」 そう言って松本先生が大きな荷物をいかにも重たそうに抱えて入ってきた。 「ああ、ありがとうございます。」 誰からだろうか。 正直あまりその荷物に興味なんて湧かなかった。 とにかく僕は僕のことで頭がいっぱいだった。 松本先生曰く、荷物はどうやら土方さんかららしく、とりあえず開けて見ることにした。