「恋人にでも一つどうだい?」 ああ、恋人に、ね。 私が、女の子なんですよーだ。 「うーん、今日は遠慮しときますね」 店の人と話してる時、私の身体にドンっと衝撃が襲った。 店主との話に夢中になって周りを見れてなかったようで、数人とぶつかってしまったのだ。 「あ、ごめんなさ……」 キチンと謝罪しようとした時、キラリと光るものが目の前に現れた。