「私たちは土方さんについていきますよ」 自分自信をおいこむ土方さんへと、不意にそんな言葉が口から出た。 こんなことを言っても、彼を追い詰めてしまうだけなのに。 「大丈夫です。みんな土方さんを信じてます。土方さんも自分のことを信じてください」 ただ、彼にはみんながついてるよって気づいて欲しくて。 「ありがとう、桜」 私の言葉で土方さんの負担が少しでも軽くなったのか、そんなことは私にはわからないけど。 ありがとう、と言った土方さんのいつもの笑顔に少しほっとした。