「早く来い!!」 そんな誰かの声とバタバタと数人の足音が聞こえた。 …? 何かあったのかな? あれから私は少し眠っていたらしく、 その物音で目が冷めた。 月明かりで障子に映された影が、 慌ただしく走り去っていく。 やっぱり何かあったんだ… 私も廊下へと飛び出て、隊士達が向かった方へと走り出す。