桜side さすがの私も少しは感ずいていたのかもしれない。 「桜、もうみんなはいない」 近藤さんも、左之さんも、新八さんも。 このお寺にいないことが胸の何処かで引っかかっていた。 いつもみんな一緒だったから。 私が総司と江戸にいた間に。 「みんな、…死んじゃったんですか…? 」 近藤さんは斬首。 左之さんと新八さんは新撰組を抜けたのちに、別の隊を結成した。 その隊での戦いで命を落としてしまったらしい。 私がいない間に、何もかも変わってしまっていた。