sun×sun【完】





目の前は、木の天井。




「あーーー。」


部屋に俺の声が響く。


「ったく、なんちゅー夢見せてくれてんだ、あいつら。」


懐かしかった。


楽しかった。


幸せだった。






でも、俺はここに生きている。


「よし、俺がやるしかねえ」

桜にもきちんと話をしてあげなければならない。


俺が逃げてたら意味がないだろ。