目の前は、木の天井。 「あーーー。」 部屋に俺の声が響く。 「ったく、なんちゅー夢見せてくれてんだ、あいつら。」 懐かしかった。 楽しかった。 幸せだった。 でも、俺はここに生きている。 「よし、俺がやるしかねえ」 桜にもきちんと話をしてあげなければならない。 俺が逃げてたら意味がないだろ。