土方歳三side 「死にました。」 ああ… 「そうか。」 そうだと思った。 それはもう確信めいていた。 だって桜が今にも泣き出してしまいそうな顔をしている。 桜の感情が俺へと移る。 何かこみ上げてきそうになった。 やめろ。 後で思う存分に吐き出してやるから、今は出てくるな。 「今日はもう遅い。明日の朝、また詳しく理由を聞かせてくれ。」 俺はそう言って立ち上がると部屋に戻った。