「また…会えるかな。」


私は涙を浮かべながら2人に問いかける。


「うん。きっとまた会える。」
「あぁ。きっとだ。」


2人は1人1人を見回して言った。それは強い意志だけどどこか優しいものだった。そしてふたりは静かに天へと昇っていった。


私達は叫びながら涙を流した。声が枯れそうになるまでずっと泣き続けた。暫くして落ち着いてくるとそれぞれに解散した。


そして次の日から私達の表情は暗く重苦しい空気を纏うようになった。休憩時間になると必ず音楽室へと足を運んだ。帰るはずのない2人を4人で待った。また会えると言ったから。でもやっぱりいくら待っても帰っては来なかった。