「あたしも…好き…」
顔を膝にうずめ、小さな声で返した。
「え?」
聞き取れないように言ったのだから当たり前だった。私はもう一度、今度は少し音量を上げて言った。
「あたしも…海斗くんの事が好き…」
今度は聞き取れたようで、ふっと口元を緩め膝で顔を隠した。──────
顔を膝にうずめ、小さな声で返した。
「え?」
聞き取れないように言ったのだから当たり前だった。私はもう一度、今度は少し音量を上げて言った。
「あたしも…海斗くんの事が好き…」
今度は聞き取れたようで、ふっと口元を緩め膝で顔を隠した。──────