俺はそれを知ってしまった。クローンは俺に見られたのを知っているかは分からない。でももしこのことが分かっているのなら危険だ。




それが怖くて逃げた。俺はもっと世間を知りたい。この世の全てを情勢を。囚われていてはダメだと思った。その直感を信じ抜け出した。




そしてこんな事態に…霧が放たれる回数も多くなった。人が…用のなくなった人間が次々に殺されていく…




そろそろ決着をつけなければ。クローンを倒しこの世を少しでも平和にしてあげないと…




伊織の力を借りないといけないのに知られるのはダメだと考えてしまう。




俺は決心する。







クローンを…ファントム・クローンをこの世から抹殺する────────