─────そして次の日。


｢おはよー。｣

｢｢おはよー。｣｣

私達はいつものように挨拶をする。

｢おっす。｣

｢よぉ。｣


蜜暉が先に応える。


｢おはよう。｣

優希が続いて応える。

｢｢海斗。｣｣


そして海斗達もいつものように挨拶を交わした。

｢おはよう。海斗君｣

｢おはよう。伊織さん｣


｢｢｢｢？｣｣｣｣



４人は顔を見合わせた。無理もない。今までなかった光景だったのだから。さらに昨日会ったばっかだ。そんな人と急に仲良くなれることじゃない。


｢ねぇいつの間にそんなに仲良くなったの？｣


舞花が私たちに聞いてきた。


｢｢えっ？｣｣


｢ホンット、めっちゃ仲良くなってない？昨日会ったばっかなのにさ。｣

その言葉に未玖が続く。

｢あっいやっそのっ｣


慌てふためいて理由を考える私に舞花と未玖は詰め寄ってシラッとした目で見てくる。


｢えっえと……あっいっけない。宿題！｣


私はこのピンチの時にいいタイミングで気づいた。そして私はじゃね！と言って逃げるようにして教室に入っていった。


その頃海斗は質問責めにあっていた。
海斗はそのピンチをどう切り抜けたのか…私にも謎だった。