そして約束の時間になり私は公園にいた─────


少し待つとぼとぼと歩いてくる陰が見えた。



「よぉ。」


「どうも。あの、話を…」

私はいきなり話を切り出した。まぁ目的はこのことなんだから仕方ない。


「あぁ。じゃあそこ座って…長くなるから。」

そう言ってブランコに腰かける。私も隣にあるブランコに腰かけた。

「何から説明しようか…」

海斗は少し迷いを見せた。私も言葉を探した。


「じゃあまなんであたしの予知夢のこと知ってるのか教えて…ください。」


それしか出てこなかったが一番聞きたかったことでもあった。


「えっと…」







海斗は少しずつ順を追って話してくれた─────