気がついたら私はペンケースからカッターを取り出して彼の前に立っていた。

彼はそんな私をバカにしたように見て一言。


「…キモいんだけど?近づいてくんなよババア。死ね。」


止まらなかった。






カチカチカチ…


「は?お前なにしてんだよババア!!」

彼の隣にいて笑っていた仲間達の顔が一気に冷める。

回りの生徒たちが驚きの声をあげている。


それでも私は右手に持ったカッターの刃を出す。

そして彼の手にそれを握らせて私の首にその刃を当てた。


「死ね死ね死ね死ねうるっさいなぁ!!だったら私を殺しなさいよ!!殺してみなさいよ!!首の動脈切ったら大体は出血多量で死ねるはずよ?さぁ、早く殺してよ!!!」