dead song


また殴られた。


それも何度も。


痛い…すっごく痛い…。


それでも泣かない。


何分か経ってようやく彼はその手を止めた。

既に彼の手には私の血がべったりとついている。


「…まだ、…生きてるけど…?」



にやりと笑って私がそういうと彼はまた私を殴った。

それも今までよりもいっそう強い力で。


左頬に突きがおもいきり当たった時、私は視界がぐらついてきて、いつの間にか意識が遠ざかっていった。