「でもこの目で見たいから行ってくるね!」 お母さんが言った。 でもそれは私もそう、自分の目でみたいし。 あの人のも気になるから。 紗香ちゃん達と別れて再び歩き出した。 『あ~本当によかった!』 「本当安心したわ~。お父さんにメールしないと、携帯は?」 『………車に忘れた。お母さんのあるでしょ?』 「…あるけど。何で忘れるの。」 『いっぱいいっぱいで頭になかったんだもん。』