ここから見ていた風景




「麻彩に何か…」
「あれ?植田?」
「まっ麻彩っ!?」
「なにしてるのこんなとこで」
「いやっべっべつに」
「芽衣が大智探してるらしいんだけど」
「大智ならそこの喫茶店に居るけど」
「本当!?芽衣に電話しなきゃ」

「もしもし」
《麻彩?大智見つかった?》
「うん…4組の喫茶店だって」
《わかったぁありがとう》

「あれ?芽衣とまわんじゃなかったのか?」
「なんか急に大智とまわんだって」
「ふーん」
「もし今からでもいいなら…一緒に回らない?」
「ぁうん、もちろん」