ここから見ていた風景




「ねぇ芽衣…本当ごめん…」
「どうせ反省なんかしてないくせに」
「してるよごめん」
「大智は嘘つきだもん」

もう騙されないもん!
ぜぇぇぇぇったいに反省してない

「わかった…今日は帰るわ皆に言っといて」
「えっちょっ」

私が止めようとしても大智は
すぐにカバンを持って教室から出ていってしまう
いそいで私も追いかける

「待って大智っ」

私がそう言っても大智は止まらない
振り返ることもしない

「なんで…」

私…言いすぎたのかな?
嘘つきなんて…ひどいこと言っちゃった

「ごめんっ大智!私ひどいこと言って…」

それでも大智は止まってくれない
私は強引な行動をとることにした