「あれ…どこやったっけ」 「な…何が?」 「あれ…ピ…ピ」 バレた!? お願いだから思い出さないで! 「あ…そうだ…鞄の中だ!」 ピアスのことじゃないんだ… 「よかった…」 「何か言った?」 「え…何も?」 「あ…そういえばピアスは?」 「なくしちゃったのってへっ…ってなんで知ってんの?」 「そんなことよりなんでなくしてんの?」 私と芽衣は落ち着きを取り戻しながら話を始めた