朝、目が覚めて私は昨日植田に借りた
パーカーを持って植田の部屋に向かっていた
チャイムを鳴らさず3回ノックする
少しドタドタと足音がしてすぐにドアが開いた
「ぉはよぅ」
「おはよう…」
「何かあった?」
「あの…これかえしに来たの…」
「あぁわざわざありがとう」
「あのねっ昨日のことなんだけど」
「昨日は悪かったな…」
ドアを閉めようとする植田
私はいそいでドアをつかむ
「…違うの!」
「えっ」
「今日の夜また行くから話して!」
「でもまた先生が来たら…」
「大丈夫…だから12時ちょうど会いに行くから」