ここから見ていた風景




部屋は明るくてテレビがついていた
私は少し安心した

「どうしたの用事って?」
「あぁそれは」

ドタドタッ
”誰かが勝手に部屋を交換してるみたいです”
”なんですって先生方確認を!”

私と植田は顔を見合わせた

「どうしよう…もうすぐ来るよね…」
「布団に入っとけ…大智が寝てるってことにする」
「でも見つかったら…」
「大丈夫だから…」
「…私、一旦部屋に戻る…」
「今は部屋にいたほうがいい」
「一応芽衣にメールを送らなきゃ」

送ろうとしたときに
急に植田に手を引っ張られた

「きゃっ」

口を塞がれた
ゆっくりとベッドに倒れる

「先生が来る…」

そういって私と植田は布団に潜る
私は植田に抱きしめられていた
部屋はさっき植田が消したらしく暗かった

静かになった
すると誰かがドアを開けた