「おい!なんで和輝が買ってんだよ」
「いいからいいから」
「よくねぇよ」

せっかく見つけたのに!
まさかこいつ俺が選んでのを
麻彩さんにあげる気だったのか!?

くっそ〜
そう思っていたのは
俺の勘違いだったらしい

「大智ほらよ」
「えっなんで?これ和輝が…」
「お礼だよ…今日は頼んだぞ?」

俺はすぐに理解した
和輝は俺のために買ったのだと

「あっありがとな和輝!」
「いいってじゃぁあの子んとこ行こうぜ」
「あぁ」

あの子の笑顔のために俺らは
いそいでプーさんのハニーハントまで走った
あの子の大好きなプーさんのとこまで