「わぁ…すごいね」
「洞窟みたいで楽しいね…」

そんな話をしていたら
あっという間に私たちの番
「今度こそ麻彩とのるからね!」
「ハイハイ…」

そう言いながら私と麻彩は
一番後ろに乗る

乗っていると中盤に差し掛かったようで
お花畑にやって来た

「ねぇこれって映像で出来た蝶よね?」
「うん…きれい…」

麻彩と私は感動していた

「わっ」
「ひゃっ」
「ぎゃぁっ」

私は驚きのあまり”ぎゃぁっ”
なんて言ってしまった

「何すんのよ大智!びっくりしたじゃんか!」
「ははははっ」
「はははじゃないよ!」
「そんなこと言ってるけどもうおちるよ?」
「えええええええええっ」
「あははっ嘘だよ」
「むぅ騙された…」

ボートは私が悔しい思いの中
ぐんぐん進んでいくのだった