ここから見ていた風景




いよいよ私たちは乗ることになった

「あぁぁいよいよ乗るんだね!」
「もぉテンション高いよ」
「だってぇ~」
「まぁいいや芽衣、一緒に乗ろう」
「う「芽衣っ一緒に乗ろう?」

いきなり強く手を引っ張られる

「えっっちょ」

抵抗する間もなく私は後ろの席に
座らされてしまった

「あ~あ芽衣取られちゃった…」
「じゃあ一緒に乗る?…植田?」
「あ…ごめんじゃぁ乗るか
 さきに乗りなよ」
「じゃぁ遠慮なく~」

いいムードの二人に対して
私は最悪なムードで乗ることになってしまった